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静かさ(推定)の作り方と限界:何から計算し、何が分からないか

更新日:2026-09-28

しずあんの「静かさ(推定)」は、騒音計で測った値ではありません。騒がしさにつながりやすい条件を公開データから集め、0〜100 点にまとめた推定です。このガイドでは、その作り方と、推定では分からないことを説明します。

なぜ「推定」なのか

道路交通騒音などの常時監視の結果は、行政から地図画像などの形で公開されています。しかし、東京のすべての町丁目を同じ条件で数値として比べられるデータは、当サイトが調べた範囲では見つかっていません(2026年9月時点)。そこで、音の原因になりやすいものが町丁目のどれくらいを占めているかを数え、点数にしています。

4 つの材料と重み

点数は、次の 4 つの材料を重み付けして足し、100 から引いたものです。材料が多い町丁目ほど点数が低く(にぎやか寄りに)なります。

店の密度と乗降客数は、そのままでは数の大きい繁華街が極端な値になるため、対数をとり、固定の基準値(店は 1km² あたり 600 件、乗降客数は 1 日 1,400,000 人)に対する比にしています。基準値を固定しているので、将来ほかの地域を加えても物差しは変わりません。

重みと基準値について

重み(35・30・25・10)は当サイトが決めた設定で、騒音の実測値に合わせて調整したものではありません。点数はおおまかな目安として使ってください。2 つの基準値は、東京の 0 でない値の 99 パーセンタイルを丸めたもので、いちばんにぎやかな場所だけが上限に届くようにしています。公開前には、よく知られた繁華街と閑静な住宅地の決まった一覧で、それぞれが想定どおりの側に分かれることを確かめました。

5 つの帯

点数は次の帯で 5 段階に分けています。帯の境目は固定です。

階級静かさ(推定)の点
とてもにぎやか0 – 40
にぎやか寄り40 – 55
平均的55 – 75
静か寄り75 – 88
とても静か寄り88 – 100

地図で静かさを選ぶと、柱の高さは「にぎやかさ」(100 から点数を引いた値)になり、とてもにぎやかな町丁目からは波紋が広がります。色は緑がかった青が濃いほど静か寄りです。

推定では拾えない音

点数の使い方

静かさ(推定)は、たくさんの町丁目をざっと見比べて、候補を絞るのに向いています。たとえば、宿や住まいの候補が「にぎやか寄り」の帯にあるなら、口コミで夜の音について書かれていないか確かめる、というように、次に調べることを決める手がかりにしてください。点数だけで決めるのではなく、現地の様子や建物の情報とあわせて判断することが大切です。

成分データの公開

町丁目ごとの 4 つの材料と点数は、quiet-derived.csv として Open Database License(ODbL)で公開しています。計算式の全文はデータと手法をご覧ください。

地図で「静かさ(推定)」のタブを選ぶと、東京全体の傾向を立体で見られます。旅行で使う場合は滞在エリアを選ぶ時のポイントもあわせてどうぞ。

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